50代の悩みや不安を抱えたままにしないために、自分にできること
「自分には、何ができるのだろう?」
「このままでいいのだろうか」と感じても、何から考えればよいのか分からない。
転職するのか、今の会社に残るのか。これからも今までと同じように働くのか。仕事と家族、親の介護、自分自身のこれからを、どう考えればよいのか。
答えがすぐに見つかりなくても、できることがあります。
- 今感じている悩みや不安、違和感だけを見るのではなく、
- これまで、どのような経験をしてきたのか。
- そのとき、自分は何を大切にしていたのか。
- これから、何を大切にしていきたいのか。
自分自身に問いかけながら、紙に書き出して、少しずつ確かめていくことです。
このとき、終活の視点と、これまでの自分の歴史を手がかりにすると、自分自身への問いと向き合いやすくなります。
自分にとって大切なものを探る、2つの手がかり
1.「誰に、何を残したいか」「誰に、何を託したいか」から考える
「終活」というと、財産や身の回りを整理すること、人生の終わりに向けて準備することを思い浮かべるかもしれません。
終活の視点は、これからのキャリアや人生のあり方を考える、一つの手がかりになります。
たとえば、
「誰に、何を残したいのだろう」
「誰に、何を託したいのだろう」
「なぜ、自分はそれを残したいと思うのだろう」
「なぜ、この人に託したいのだろう」
と考えてみる。
ヒト・コト・モノ・カネという身近なテーマから問いかけていくと、その背景にある、
- 自分が大切にしてきたこと
- これからも大切にしたいこと
- これからは手放してもよいと思うこと
に気づくことがあります。
「誰に何を残し、誰に何を託したいか」を考えることは、これからの自分にとって大切なものを確かめる、一つの手がかりになります。
2.これまでの自分の歴史を振り返る
もう一つの手がかりは、これまで自分が歩んできた経験です。
単に、「いつ、どこで、どんな仕事をしたか」を時系列に並べるだけではありません。
- なぜ、その仕事に力を入れたのか。
- どんなときに、うれしかったのか。
- 何に納得できなかったのか。
- どんな場面で、自分らしく力を発揮できたのか。
一つひとつの経験を、自分の言葉で振り返っていく。
そこから、自分が大切にしてきたこと、自分では当たり前にできていたこと、力を発揮しやすかった環境、なるべく避けたいことなどが見えてくることがあります。
これまでの経験は、過ぎ去った出来事ではなく、これからの自分を考えるための手がかりにもなります。
このように、終活の視点とこれまでの自分の歴史を手がかりに、今・これまで・これからを行き来して考えることで、今抱えている悩みや不安を、さまざまな角度から見つめることができます。
問いは、「これまで」と「これから」をつなぎます
終活について考え終えてから、次に自分の歴史へ進むわけではありません。
たとえば、「なぜ、自分はこれを残したいと思うのだろう」という一つの問いから、「あの仕事で経験したこと」「あのとき誰かに言われた言葉」「ずっと大切にしてきたこと」「どうしても譲れなかったこと」へ考えが戻ることがあります。
反対に、過去の経験を振り返ることで、「これからは、これを大切にしたい」と気づくこともあります。
つまり、
今感じている悩みや不安・違和感
これまでの経験
これから大切にしたいこと
の間を、問いを手がかりに行き来しながら、自分にとって大切なものを探っていきます。
一つの問いから過去を振り返る。過去を振り返ることで、これから大切にしたいものが見えてくる。そして、また今の自分に問いかける。その往復を重ねながら、自分自身への理解を深めていきます。
問いに向き合うなかで、自分にとって大切なものを探り、それを少しずつ自分の言葉で捉えていく。
言葉になったものは、これから何かを選ぶときの、自分なりの判断軸を整える手がかりになっていきます。
そうして整えた判断軸を手がかりに、自分で考え、自分で選ぶ。
そして、経験や環境が変われば、また今の自分に問いかけ、必要に応じて判断軸を整え直していく。
今・これまで・これからを行き来しながら、自分にとって大切なものを少しずつ確かめていきます。
一人でも、取り組むことはできます
自分にとって大切なものを探ることは、一人でも始められます。
- 紙やノートに書き出してみる。
- これまでの経験を振り返ってみる。
- 自分自身に問いかけてみる。
それだけでも、これまで気づかなかったことが見えてくる場合があります。
大切なのは、最初からきれいな答えを出そうとすることではありません。
「なぜ、これは自分にとって大切なのだろう」
「この経験で、自分は何を感じていたのだろう」
「これからも大切にしたいことは何だろう」
そんな問いに、自分なりに向き合ってみることから始められます。
より深く自分と向き合うために
一つの問いに向き合うだけでも、自分について気づくことがあります。
ただ、自分にとって大切なものは、仕事のことだけに表れるとは限りません。人との関わり、これまで経験してきたこと、手元に残しておきたいもの、お金との付き合い方など、さまざまなところに、自分が大切にしていることが表れることがあります。
そこで湘南キャリアデザイン研究所では、ヒト・コト・モノ・カネという4つの視点から、約120の問いを用意しています。
もちろん、120の問いすべてに、最初から最後まで順番どおり答える必要はありません。答えやすい問いもあれば、今は答えにくい問いもあります。以前なら気にならなかったのに、今だからこそ目に留まる問いもあります。
まずは、答えやすい問いや、自分にとって意味を感じる問いから取り組んでいきます。一つの問いから思い出した経験を振り返ることもあれば、その経験から別の問いへ移ることもあります。
問いに正解を出すためではなく、さまざまな角度から自分自身に問いかけることで、自分ではまだ気づいていない大切なものを探っていく。そのために、問いを使います。
一人で考えることもできます。対話を使う方法もあります
一人で振り返ることが、自分に合う方もいます。
一方で、一人で考えていると、
- 同じところを何度も考えてしまう。
- 何を問いかければよいのか分からない。
- 自分にとって当たり前になっている経験の意味には気づきにくい。
- 目の前の悩みで頭がいっぱいになり、過去やこれからまで考えられない。
ということもあります。
実際にプログラムを受講された方からは、「一人で考えても質問の幅が広がらないが、ここで出してもらえる質問を使って、一緒に可能性を探ってもらえる」という声をいただいています。
湘南キャリアデザイン研究所では、自分で書き出した内容をもとに、1対1で対話します。こちらから答えを教えるためではありません。
「なぜ、そう思ったのでしょう」
「以前話していた経験と、何かつながりがありますか」
「別の角度から考えてみると、どうでしょう」
と問いを重ねながら、その人自身の言葉を一緒に確かめていきます。
自分では当たり前だと思っていた経験や、別々の出来事だと思っていたことの間に、つながりが見えてくることもあります。
書く × 問い × 対話この3つを行き来しながら、自分自身が、自分の言葉で捉えられるところまで考えていく。それが、湘南キャリアデザイン研究所で行う対話です。
取り組むことで、少しずつ見えてくること
問いに向き合い、経験を振り返り、対話を重ねることで、たとえば次のようなことが見えてきます。
- 自分が、これから大切にしたいこと
- これまでの経験に、どのような意味があったのか
- 自分にとって当たり前だった力や、力を発揮しやすい条件
- これからも大切にしたいことと、手放してもよいこと
- なるべく避けたいこと
- これから何かを選ぶときの、自分なりの判断軸
目指すのは、完成された一つの「正解」を手に入れることではありません。
「今の自分は、これから何を大切にしたいのか」を自分の言葉で捉え、これから何かを選ぶときのよりどころを、自分自身の中に整えていくことです。
そして、経験や環境が変われば、また問いかけ、整え直していく。その繰り返しも含めて、50代からのキャリアを整えていくことだと考えています。
50代からのキャリアのリノベーションプログラム
ここまでご紹介してきた、書く × 問い × 対話 を、1対1で継続的に行うのが、「50代からのキャリアのリノベーションプログラム」です。
湘南キャリアデザイン研究所が「リノベーション」という言葉を使うのは、これまでのキャリアを壊し、まったく別の自分に建て替えるという意味ではありません。
これまで歩んできた自分を否定せず、その経験を生かしながら、これからの自分に合うように整え直していく。そのような意味を込めています。
「キャリアのリノベーション」という言葉に込めた想いを読む >
自分にとって大切なものを探り、自分の言葉で捉え、自分なりの判断軸を整えていく。
このプログラムで大切にしているのは、「自分で考え、自分で決めた」と思えることです。
誰かに答えを決めてもらうのではなく、自分なりの判断軸を手がかりに、自分で選び取っていく。50代からのキャリアを、自分で選べるように整えていくためのプログラムです。
どのように進めるのか
プログラムは全8回で構成されています。
そのとき抱えているこまりごとを整理したり、答えやすい問いから自分の考えを書き出したりしながら進めます。
そこから浮かんできた経験を振り返り、1対1の対話を通して、別の角度から考えてみることもあります。
そうして、書くこと、問いに向き合うこと、これまでの経験を振り返ること、対話することを行き来しながら、「自分にとって大切なものは何だろう」と少しずつ探り、自分の言葉で捉えていきます。
そして、そこから見えてきたものを、これから何かを選ぶときの今の自分なりの判断軸として整えていきます。
これらを固定された順番で、一度ずつ進めるわけではありません。今抱えている悩みや不安、そのとき向き合っている問い、対話のなかから見えてきたことに応じて、必要なところを行き来しながら全8回を進めます。
プログラムでは主に、
- こまりごと明確化シート
- ヒト・コト・モノ・カネに関する約120の問い
- 自分の歴史振り返りシート
- 1対1での対話
- 必要に応じたその他のワークシート
を使用します。「終活を終えたら自分史へ進む」という形ではなく、問いと対話を通して、「今」・「これまで」・「これから」を行き来しながら進めることが、このプログラムの基本的な考え方です。
プログラム概要
| プログラム名 | 50代からのキャリアのリノベーションプログラム |
|---|---|
| 形式 | 1対1(オンライン) |
| 回数 | 全8回 |
| 主な取り組み | 問い・ワークシート・対話を通して、自分にとって大切なものを探り、自分の言葉で捉え、自分なりの判断軸を整えていきます。 |
| 使用する主なツール |
・こまりごと明確化シート ・ヒト・コト・モノ・カネに関する約120の問い ・自分の歴史振り返りシート ・その他、必要に応じたワークシート |
| 料金 | 165,000円(税込) |
実際に取り組んだ方は、どのように向き合っていったのか
プログラムに取り組む理由も、そこで見えてくるものも、一人ひとり異なります。
- 一人で考えると堂々巡りになっていた方
- これまでの経験を振り返り、大切にしたいことと避けたいことを言葉にした方
- 過去の出来事を捉え直すことで、自分なりの選択基準を整理した方
それぞれが、自分自身の問いに向き合っています。
成功例としてではなく、「同じように悩んでいた人が、どのように向き合っていったのか」という視点でご覧ください。
自分に合うプログラムか、まず確認したい方へ
まだ、悩みや考えがうまく言葉になっていなくても構いません。
- 「自分の場合は、どのようなことから考えればよいのだろう」
- 「今の状況でも、このプログラムに取り組めるのだろうか」
- 「自分が求めていることと、このプログラムは合っているのだろうか」
そうしたことも含めて、一度お話しください。
お問い合わせでは、まず今のお考えや状況をお聞かせください。プログラムへのお申し込みを前提としたものではありません。