悩みや不安を、どのように捉え直していったのか
悩みや不安を、どのように捉え直していったのか
湘南キャリアデザイン研究所のプログラムを利用された方の経験と所感、セミナーに参加された方から寄せられた声をご紹介します。
お一人おひとりがどのような悩みや不安と向き合い、何を感じ、どのように捉え直していったのか。ご自身と重なるところを探しながら、お読みください。
プログラムを利用された方の事例
抱えていた悩みや置かれていた状況は、一人ひとり異なります。ここでは、プログラムを利用された方が、どのように自分自身と向き合い、自分なりに何を整えていったのかをご紹介します。
大切にしたいことを言葉にし、「自分で選ぶ」ための軸が見えてきた
1.受講前の状況
50歳という節目を迎える中で、仕事についてかなり悩んでいる時期がありました。当時は目の前のことに精いっぱいで、自分のこれまでを振り返ったり、この先について考えたりする余裕がありませんでした。
転職することに踏ん切りをつけたことで、少しずつ頭の中に余裕ができ、過去やこれからについて考えられるようになりました。ちょうど新しい会社へ移る時期でもあり、これからも働いていくことを考えると、一度きちんと自分自身を振り返るタイミングなのではないかと思いました。
2.受講した目的・理由
以前から、自分のことを整理して、これからの仕事や人生を考えるための「自分の軸」のようなものを持ちたいと思っていました。
50歳になり、新しい会社へ移るという節目でもありました。これからもできる限り長く働いていきたいと思っていたので、目の前の転職だけを考えるのではなく、これまで自分が何を大切にしてきたのか、この先どのように生きていきたいのかを、改めて振り返ってみたいと思い、プログラムに取り組みました。
3.プログラムを通して見えてきたこと
「ヒト・コト・モノ・カネ」に関する問いに答えていくと、問いとして書かれていることは違うにもかかわらず、同じようなことを何度も書いていることに気づきました。同じことが繰り返し出てくるということは、それだけ自分にとって大切なことなのだと思いました。
また、目の前のことだけを考えていると、自分に足りないものや「こうだったらいいのに」ということばかりに目が向いて、不安になりがちでした。今回振り返ったことで、足りないものだけではなく、今の自分にすでにあるものを改めて見直すことができました。
「ヒト・コト・モノ・カネ」に関する問いへの回答やセッションで話したことをもとに、扇さんとのやりとりの中から、私が大切にしていることを次の5つの価値観として整理することができました。
- 自分の人生は、自分で選ぶ
- 自分を壊さない頑張り方をする
- 大切な人との「今」を後回しにしない
- コツコツと地道に積み上げ、前進している実感を持つ
- 自分で選択できる自由を持つ
改めて見ても、この5つは自分にしっくりくると感じています。
特に意外だったのは、「コツコツ積み重ねること」です。自分では、もともとコツコツやるタイプではないと思っていました。でも振り返ってみると、自分で「やる」と決めたことは、仕事でも、それ以外でも、地道に続けてきました。コツコツやっていくことは、実は自分の人生を支えてきたものなのかもしれないと気づきました。
また、5つの価値観について考えていく中で、自分にとって大切なのは結局のところ「納得感」なのではないか、と思うようになりました。
会社や上司に人生を委ねるのではなく、自分で考えて、自分で決めたい。これまでを振り返っても、自分が納得して決めたことについては、頑張ることができたし、後悔もしていません。
一番大きかったのは、目の前の悩みを整理しながら、「ヒト・コト・モノ・カネ」の問いに向き合い、扇さんとの対話を重ねることで、自分のことを腹落ちするところまで振り返れたことだと思います。
その中で、自分に足りないものではなく、すでに自分の中にあるものを見直すことができました。そして、自分が大切にしてきた5つの価値観が見えてきて、その根底には「自分が納得して選ぶこと」があるのだと気づきました。
「自分が納得できるかどうかを大切にして選んでいけばいい」。
言葉にすれば当たり前のことかもしれませんが、自分自身のこれまでの経験とつながったことで、それがこれからの人生の意思決定で大切にしたい軸なのだと腹落ちできたことは大きかったです。
仕事やお金についても、考え方が少し変わりました。給与を上げることや仕事で評価されることだけでなく、その先で何のために時間やお金を使いたいのかを考えるようになりました。自分にとっては、妻との時間や、夫婦で過ごすこれからの時間がとても大切なのだということも、改めて見えてきました。
4.これから
これまでの考え方が、すべて一度に変わったわけではありません。今でも、周囲からどう見られているかを気にしたり、仕事上の責任を背負いすぎたりすることはあります。
ただ、何でも自分が背負うのではなく、全部ではなく、自分のできることをコツコツやるという考え方を大切にしていけば、前よりも楽に過ごせると思っています。
会社や上司からどう評価されるかだけではなく、自分自身が納得できるかどうかを考え、自分のペースで仕事をしていきたいです。そして、仕事だけに時間を使うのではなく、妻との時間や自分の生活も大切にしたいと思っています。
以前は、仕事を休んで旅行に行くことに罪悪感を持つこともありました。でも今は、妻と楽しい思い出ができるのなら、それでいいと思えるようになりました。
これからは、仕事で必要なことはきちんとやりながらも、仕事だけに人生を委ねるのではなく、自分が大切にしたいもの、自分が納得できることを基準に、自分自身で選んでいきたいと思っています。
「悩むこと」から、「今後をつくること」へ――少しずつ向き合い方が変わってきた
K様・外資系IT会社
お申し込み時に考えていたこと
Kさんは、湘 ক্যারিয়ারデザイン研究所が主催したセミナーに参加し、その後のフォローアップセッションを経て、プログラムを利用されました。プログラムへのお申し込みにあたり、Kさんから受講目的や期待していること、ご自身で考えていることを送っていただきました。
受講目的
早期退職・自分の心/潜在意識が会社をやめたいと言っているように思えるから、その声を聞きつつ、本当に自分がそれでいいのかを整理したい。
このプログラムと自分自身に期待していたこと
キャリアを再設計するための好機、すなわち「仕込み」の期間と捉え直すことを提案していただいた理解。遠い未来ではなく、当面の「今後3年間をどう充実させるか」という具体的な目標を設定し、能動的に行動計画を「整える」
最終的なゴールは、外部の評価に揺らがない内的な支柱を再構築し、「これでいいんだ」という自己肯定感に基づいた「踏ん切り」をつけることである。これにより、現在の仕事を続けるか否かに関わらず、「日々楽しく生きていく」という状態を実現することを目指せると理解。
申し込みにあたって考えていたこと
- 一人で考えると悩む方向に行くであろうからHRM専門家にヘルプしていただいて、客観性を含んだ形にしたい。
- 悩むと疲弊するという話もあるし、堂々巡りになる。悩むのではなく考えるという話がよいとのこと。
- 早期退職の話は自分で決めるべき話なので、その言語化。
- 不安としては、早期退職した後、自分が何をしたいのかがわからないこと。
基本となるプログラムを通して、自分自身を振り返る
Kさんとは、「誰に何を残し、誰に何を託すか」という終活の視点(以下、基本プログラム)を通して、人との関わり、これまでの経験、自分の所有物、お金のなどとのかかわりを振り返りながら、自分が大切にしてきたこと、これから大切にしたいことを探っていきました。
Q.基本プログラムを受講し、どのような変化を感じられましたか?具体的にお聞かせください。
(否応無しに)これまでの人生の振り返りを行うようになった。中年の危機として、人生これまで良かったのかとか悩むことに時間を使うことではなく、考えること、今後を作っていくことにターゲットを置くことが少しずつできるようになってきたと思う。
Q.基本プログラムを受講し、印象に残ったセッション、キーワードがありましたら、お聞かせください。
【1回目】3年後ゴールイメージの仮設定検討シートのレビューの際に、自分の気持ちが上がる瞬間を記録する。というのが改めて良かったなと。
【2回目】自分の最近の良かったことを30見つけるというワークで、自分にも楽しく仕事をする環境を自ら作り出していこうという意識になっているといってくれた。自分にも職場で存在感があるということを言ってくれた。
【3回目】自分にとって当たり前だと思うこと(複雑なことを読みほどいて一つの形に作り上げること)、求められたらすぐにアウトプット出せるようにして構えていくっていうのが、キャリアの幹を広げていくという一つの現われになってる。このプログラムの目的である:3年後のゴールイメージとしての私が求めている「自由」っていうものを解析していくといいかもしれない。
【4回目】感情を伴う生活、淡々とこなしていく(自分が生活の糧とみなしているもの)以外に自分の仕事の価値を見出していきたいか。自分には、何が大事か大事でないかを整理できてない(大切にしたい価値観と遠ざけたい価値観)。
Q.同じような境遇のご友人や同僚の方に紹介するならば、どのようなプログラムとご紹介いただけますか?
自分を振り返りながら、次の人生について考える機会を作ってもらえるコーチングプログラム。一人で考えても質問の幅が広がらないが、ここで出してもらえる質問を使って一緒に可能性を探ってもらえる。
現在
現在は、自分の歴史を振り返ることを通して、さらなる価値観の探求に取り組まれています。(2026年8月現在)
「都落ちと思えた転職活動。コンサルを受けて転職することを決められました。」
A様・大学発ベンチャー会社
▼ Before|抱えていた悩み妻の闘病を支えるため、自宅近くの中小企業への転職を検討。しかし、これまでのキャリアから「都落ち」のように感じてしまい、一歩を踏み出せずにいた。 |
▼ After|セッション後の変化「妻の闘病を支えること」が自分にとって転職の大切な目的だと再確認。「都落ち」という思いが払拭され、誇りを持って転職を決めることができた。 |
通勤に2時間近くかかる大学発ベンチャー企業に勤務していました。やりがいのある仕事であったものの、妻が病にかかり、闘病を支える必要が生じました。そこで、妻に寄り添い、ともに病を乗り越えようと、転職を通して転職先を探し始めました。
転職エージェントから転職先の会社を紹介された際、湘南キャリアデザイン研究所の扇さんと知り合いました。転職エージェントから紹介された会社は、自宅のある神奈川県内の中小企業。この会社は小さくともグローバル展開している存在価値のある会社で、国際ビジネスで培った自分の経歴を生かせると感じていました。しかし、転職することが、あたかも「都落ち」しているかのように思えてしまい、転職することに一歩踏み出せんでした。
扇さんとのセッションでは、私の価値観を丁寧にひも解いていただきました。私の過去の経験を踏まえた振り返りは、「私が転職によって得たいことが妻の闘病を支えること」が転職の主たる目的であり、それを第一に転職を決めることは、決して「都落ち」ではないことを明確に認識できました。
私が「都落ち」のように思えていたことが、完全に払しょくされ、誇りをもって、転職エージェントから紹介された会社に転職することができました。
「過去を振り返ることの大切さが身にしみました。」
T様・金融機関系情報システム
▼ Before|抱えていた悩み20年勤務した会社の先行きに不安を感じ、転職するか、今の会社に残るか迷っていた。転職でかなえたい条件はあったものの、それだけをよりどころに転職先を決めることにも不安を感じていた。 |
▼ After|セッション後の変化過去を丁寧に振り返り、自分なりの選択基準を整理。2社から内定を得た際にも、その基準をもとに、自信を持って転職先を決めることができた。 |
20年勤務した会社での先行きに不安を感じていました。転職すべきか、今の会社の残るべきかを迷っていたときに、扇さんに伴走してもらいました。
システムエンジニアとして「手に職」をつけたいこと、転職後は年収を上げたいこと、様々な会社のシステム設計の上流工程にかかわりたいこと等々、転職でかなえたいことはあったものの、それらだけをよりどころにして転職先を決めることは不安でした。
転職エージェントの方との面談も活用しましたが、扇さんのセッションはそれのアプローチとは異なるものでした。過去を丁寧に振り、意味づけする。そして、現在と未来をつなぐという掘り下げは、独特のアプローチでした。
転職エージェントから2社の候補先会社が紹介され、それぞれから内定をいただくことができました。どちらを選択すべきか迷うことになりましたが、扇さんのセッションで身につけた選択基準のおかげで、自信をもって転職先を決められました。
「50代の転職は、適切な支援役が必要」
A・K様・ITベンチャー企業
▼ Before|抱えていた悩み上司との人間関係に悩み、転職を考えていた。50代での転職に不安を抱える中、自分が転職先で何を大切にしたいのか、何を避けたいのかも整理する必要があった。 |
▼ After|セッション後の変化大切にしたいこと、なるべく避けたいことを整理し、自分の経験を生かせる仕事環境の条件を言語化。人事労務の視点からの助言も安心材料となり、転職活動を進めることができた。 |
ITベンチャー企業での上司との人間関係で悩んでいました。扇さんは、私がかかえていた悩みに真摯に向き合ってくれたので、悩みの根本的な原因を特定することができ、結果として、改めて転職する意思を固めることができました。
転職にあたり、私が大切にしたいこと、なるべくならば避けたいことを、過去の振り返りと現在のギャップを見つめ直すことができました。その結果、自分の経験や年収といった条件を大切にしつつ、私の力を最大限生かせる仕事の環境条件を言語化できました。転職の面接や労働条件等の確認事項も的確にアドバイスしていただきました。50代でしたから、不安を抱えた転職活動でしたが、扇さんが支えてくれたので、乗り越えられました。
また、扇さんの豊富な人事労務の経験をもとに、人間関係の悩みにかかわる労務的な防衛策も丁寧に教えていただきました。そのことが自分の御守として安心材料になったことも転職活動においては意味がありました。
【その他のご感想】
■ 昇任試験を受けないことを「自分の意思」で決断
「転職ではなく、社内の昇任試験に向けた準備に最適でした。今、自分は昇任試験を受けないことを自分の意思で決めることができました。」
■ 視界が開け、将来のビジョンが明確に
「自分は何がしたいのか見えなくなっていたのですが、時間をかけて整理することで先が見えたように感じました。」
■ 実践的なフォローアップで職務経歴書をブラッシュアップ
「職歴を丁寧に振り返ることができました。受講後のフォローで職務経歴書のブラッシュアップができたのがよかったです。」
【2】当研究所主催のセミナーに参加された方の声
終活を通したキャリアの再設計
「未来への不安が自信に変わりました!」
H様・半導体専門商社
▼ 参加前の悩み(Before)「終活」という言葉に漠然とした不安があり、尻込みしていた。 |
▼ セミナー後の変化(After)終活が「これからの人生をどう豊かにするか」という前向きな視点だと気づき、具体的なチェックリストにより頭の中が整理され、「私にもできる!」と自信を持って行動できるようになった。 |
「これまで、漠然と『終活』という言葉に尻込みしていましたが、湘南キャリアデザイン研究所のセミナーに参加して、それが『これからの人生をどう豊かにするか』という視点なのだと気づきました。具体的なチェックリストで頭の中が整理され、『私にもできる!』という自信を持って、未来への第一歩を踏み出せました。」
「自分の経験をどう活かすか、明確になりました」
K様・中小企業診断士
▼ 参加前の悩み(Before)自分のこれまでの仕事や経験を、どのように次世代へ引き継いでいけば良いか悩んでいた。 |
▼ セミナー後の変化(After)「何を残し、何を託したいか」という視点でキャリアの棚卸しができ、今後の方向性がクリアになった。 |
「自分の仕事や経験をどう次世代に引き継ぐか悩んでいましたが、『何を残し、何を託したいか』という視点で棚卸しができたことで、今後の方向性がクリアになりました。講師の方が、自分の親の介護を通して終活の重要性に気づき、自ら実践されている話やしくじった話をリアルに聴くことができました。実体験があってのこととして、参考になりました。対話形式で進行するので、一方的に聞くだけでなく、自分の頭で深く考える時間が持てたのが良かったです。」
「終活を、我が事として考えるきっかけになりました!」
N様・ITコンサルティング会社
▼ 参加前の悩み(Before)人生100年時代に向けた準備は万端だと感じており、終活を自分事として捉えられていなかった。 |
▼ セミナー後の変化(After)「もし配偶者が先に亡くなったら?」という問いから準備不足を痛感。「終活を通したキャリアデザイン」が自身のキャリア再構築に繋がることに気づいた。 |
「人生100年時代と聞いても、自分のことは準備万端だと感じていました。しかし、自分の配偶者が自分よりも先にこの世を去ったとしたら、という問いを投げかけられたとき、自分の準備のあり方が必ずしも十分ではないと気づきました。『終活を通したキャリアデザイン』という概念は、自分のキャリアを再構築するという意味があると気づき、今一度、振り返るきっかけとなりました。」
終活において、「誰に何を託すか」という新しい視点を得ました。
D様・人事コンサルティング会社
▼ セミナー後の変化(After)
「残す」と「託す」の違いに気づき、終活における新たな視点を獲得できた。
「なにから進めていけばよいのかわからないことが少し整理できました。分かり易かったです。お話のスピードも良かったです。残す、託すの違いが改めて気づきになりました。託すということは、概念としてはわかっていたが、そう言えば今まで誰かに託されたことは無かったなと。」
自己対話と思考の整理
■ 書くことで頭に「余白」が生まれ、心に余裕が持てた
「『じぶん』の困りごとを書き出してみると、頭で思っていたイメージと違う部分があった。確かに脳に余白ができる気がする。限られた時間で頭の中を書き出してみることに意味があると感じた。(自分だけでは面倒でなかなかやれない)」
「書くことで頭に余白ができた感覚が得られた。安心安全な場なので、安心して自己開示してください。」
■ 悩みの根本原因に気づき、自分と向き合えた
「落ち着いて向き合ってみると、問題の本質から目をそらして、職場のせいにしている自分にきづいた。根本の問題は、私の場合、職場ではなかった。」
■ 自身のほんとうの気持ちを整理し、決断できた
「大手企業から転職するか否かを迷っていたのですが、自分のほんとうの気持ちを整理することで、決断できました。」
■ ワークを通じて自分の「人材力」を再確認できた
「自分の専門性をほんとうに活かすことができるか、人材力を見極めるワークで確かめることができました。」